木目金の指輪の作り方とは

木目模様のある指輪ってどうやって作ってるの?

木目模様が浮かぶ指輪を金属だけでどのように作るのか、気になっている方も多いと思います。
作り方は1つではありませんが、ここでは木目金の指輪ができるまでの一般的な流れを紹介しましょう。

素材を選ぶ

完成した指輪の表面に浮かぶ模様はすべて地金の色になりますので、作りたい木目の色合いから逆算して素材を選びます。
シルバー、グレー、ピンクの3色による人気の木目模様なら、ピンクゴールド、ホワイトゴールド、シルバーの3つを選ぶといった形です。
ここで選ばなかった素材の色は完成品に現れませんので、欲しい指輪のイメージを早めに固め、素材をきちんと選ぶことが大切です。

複数の素材の溶接

板状になっている各素材を重ねてから高温で熱して溶接します。
それぞれの金属が溶けて混ざり合って固まると、色の違いが層になっているのがわかる1枚の金属ができあがります。
きちんと溶接できていれば1つの金属になっており、色の違う部分がはがれるといったことはありません。
これをさらに加工して木目金を作ります。

木目模様を出す

溶接した1枚の金属には色の違う層が複数折り重なっていますので、これを叩いて伸ばしたり、ねじったり、削ったりといった加工を施すと、色の違う部分が複雑に表へと現れます。
これを利用して木目模様を作るのです。
うまく加工できないと木目模様には見えませんが、熟練の職人の手にかかればうまく木目模様に見えるように加工できるのです。

木目金を指輪にする

木目模様の現れた金属を作れたらそれをリング状に加工して指輪を仕上げます。
表面を磨き上げたり、つやを消したりといった指輪の仕上げ加工などをおこない、最終的に素敵な木目金の指輪が完成するのです。

職人の手を感じられる素敵で頑丈な指輪に

指輪はすべて職人の手が入っており、市販品も含めて基本的には手作り品になりますが、木目金は紹介したように多くの手間がかかっており、職人の手作り品だと特に感じやすい一品になるでしょう。
鍛造法で作られた頑丈な指輪にもなりますので、丈夫な指輪がほしい方にもおすすめです。